時の流れ

人間って、日々の生活において、何か特徴的な出来事がないと一日一日、一瞬一瞬の変化を振り返ることができない。

私もそういった意味で「今この瞬間に何が出来るか、何を感じているか」という部分を意識して生きているつもりなのだが、なかなか日々の時間の遣い方の惰性に逆らえていない。

最近、SNS等で疎遠になっていた方々の近況が、ある程度脚色されているとはいえ、窺い知ることができるようになった。そういう情報に目を遣ると、「ハッと」させられることがある。

例えば高校時代の友人との、ネット上での再会。メッセージ等のやり取りもできるが、一方的に相手のアップした、相手の配信したい情報を受けとることが多い。要するに偏った情報。本当に一側面にしか過ぎない情報である。

情報の善し悪しはさて置き、ここで初めて、高校時代の私とその方の関係性、お互いの環境や状況の変化を捕らまえることになる。ある対比し得る一つの時間軸が容易に形成できるため、当時からの流れを汲み取りやすい。

そういったある種の特徴的出来事が生じることにより、過去の自分に戻ることができて、今の自分を意識し易くなる。

私の最近の傾向として、どんどん自らの興味の方向が変わってきているので、過去のある一時期はその方と居て、共有している感覚や時間は楽しいものだったのが、明らかに変化してきている。ある意味、自分が成長しているのかもしれないがその方々との何とも言えない距離感から一抹の寂しさが生じる。

そういった背景から、少しずつ自らで価値観を共有し得る方々との関係性を作っていく重要性を感じ始めた。学生時代はある程度団体行動を迫られるため、そういった中で関係性を作ってしまうと思うのだが、社会人になった今はその囲いも存在しない。ただ、私がそうだっただけで、今のような情報化が進んだ社会に於いては、多くの方との交流も容易になったため、学生時代から行動を起こし、関係性を作ってきた方も居るかもしれない。

色々と思うことがあり、少しずつ行動を起こし始めた。こうやって文章を書いているのもその活動のひとつだと思っている。変化すべき時が訪れたのだ。

万物は常に変化するということを念頭に置かなくてはいけない。

変わらないものなんてない。

私自身も変わっていく。

今という時間、瞬間を大切にし、今日という一日を噛み締めて生きていきたい。



私の私自身に対する自戒。


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