手や足のしびれと鍼灸。

手足のしびれで色々な治療院や病院を巡り、来処される方は多くおられます。

 

経験上、治療で大切なポイントは、患者さんがしびれていると言われる部位よりも、もう少し体幹に近い部分に存在することが多かったです。

 

しかし、しびれを感じられている部位にも鍼灸を行います。

先にしびれの本体部分に鍼灸を行うと、幾分か皮膚の感覚が戻ってくる(しびれが少し弱まる)ことがあります。

 

 

次は体幹に近い部分の鍼灸です。


・手のしびれは肘や首

・足のしびれは太もも、お尻、腰

・手足が全てしびれる場合は首、腰、お尻を重点的に

 

人の身体は常に変化しているので、治療のポイントも毎回全く違います。重要なのはその身体に合わせた鍼を刺す方向、深さとタイミング、鍼の太さ、本数、治療の順序と呼吸などです。お灸の場合も同様です。適切な鍼灸を行うと、「今の鍼や灸でしびれが変化した」と患者さんに言っていただけます。私もよい感触があります。

 

しびれの治療では、術者のここがしびれている場所だ(悪い部分)という感覚を、患者さんといかに共有出来るが重要です。私の場合は、しびれの部分を、空洞になっている感じ、軽い感じ、立体感の無い感じ、寂しい感じ、縮んでいる感じなどと捉えます。そういった私の感覚においてよい方向に変わった、ということと、患者さんのしびれの自覚的変化が一致していることが多いのです。

 

今までの経験から、しびれは何度か鍼灸を行っていくうちに、霧が段々と晴れてくるような感じで、元の感覚に戻った部位が拡がっていくという場合が多いです。個人差や、症状が出てから時間が経って いるものだと、感覚が元に戻るまでに時間が必要な場合があります。また、しびれの生じる原因によっては症状が不変なこともあると思います。

 

個人的に鍼灸治療は、術者と患者さん双方の、治療毎に於ける「よくなっている」という納得があってこそ成立するものと考えております。


文字や言葉で表現する以上に、鍼灸、そして身体というものには深みがあります。

 

 


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佳還処はり灸 (かかんじょはりきゅう)

澤田明正 (さわたあきまさ)

 

自由が丘駅南口より徒歩四分

 

東京都世田谷区奥沢6-34-1内海ビルⅡ2階

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